ひとり歩きできる二人が出会って、それぞれが、これからもしっかりと自分の足で立って、自分の足で歩いて行こうと決意したときに、はじめてその二人が旅の途中で出会った意味があるのです。

一人にひとつずついのちが与えられているということは、一人でひとつ分の人生をきちんと生きていくようにということです。誰かに寄りかかってはいけません。誰かを寄りかからせてもいけません。誰かの足を引っ張ってもいけません。誰かに足を引っ張られてもいけないのです。

まず、自分自身が、自分の分の人生をしっかりと生きることです。一人分の人生をきっちりと生きていくことです。それを決意することです。