ほんとうの自分自身が好きな生き方とはどんなものでしょうか。明・和・芯・動・熱という五つの言葉の中にその要素が含まれています。

明・・・とにかく明るく振る舞うことです。いかなる事態に直面しても温厚破顔を心がけるのです。明るく、軽やかに、元気よく、あっけらかんと笑い飛ばしながら生きていくのです。

和・・・調和していくことです。融和していくのです。合わさせるのではなく、合わせるのでもありません。ハーモニーです。和とは一つの旋律を大勢で歌うのではなく、別の旋律をそれぞれが精いっぱいに歌うことです。

芯・・・独楽(こま)の心棒のように、理念、信念、指針などの心棒を、自分自身の真ん中に打ち立てることです。独楽が勢い良くまわればまわるほど、心棒はまっすぐに立つものです。宇宙の法則を中心に一本の芯を通すのです。

動・・・自ら率先して動くことです。自ら動くものにしか人は注目しません。評価もしません。自分が動き回って、もうこれ以上動けないという部分だけを、誰かにひとつひとつ任せていくのです。

熱・・・自分自身が熱くなって、こころの熱い思いを熱く語ることです。熱伝導するのです。自分自身のこころの中のエンジンの回転数をまず上げていくのです。そして自ら熱くなって、その発する熱を伝えていくのです。