人間は何によって価値が決まるのでしょうか。からだでしょうか。からだは人間のいのちでしょうか。
精いっぱいに生きることを、いのちいっぱいに生きるといいます。こころいっぱいに生きるともいいます。しかし、からだいっぱいに生きるというでしょうか。
人間のいのちとは、からだのことではありません。人間はからだで価値が決まるのではありません。
人間のほんとうのいのちとは、こころのことです。人間の価値はこころで決まるのです。こころの次元の高さで価値が決まるのです。
からだは道具です。入れ物です。目にすることができます。
こころは思いです。内容です。中身です。目にすることができません。
いのちはこころです。そして、いのちであるこころは、いつも目に見えないものの中に含まれているのです。
HMU 達弥西心